福井の高校演劇から表現の自由を失わせないための
『明日のハナコ』上演実行委員会
Executive committee for presentation of drama"Hanako of Tomorrow"
in order to protect the freedom of expression in high school drama activity in Fukui
◆2023年8月、表現部とっとりのハナコ、「明日のハナコ」上演のチラシができた!鳥取県、鳥取市、教育委員会の後援もゲットだーー!
8月6日、なんと平和を求める世界の市民には象徴的な日に上演される「明日のハナコ」鳥取公演のチラシが、できあがりました。その知らせを受けましたので、さっそくここに発表します!
このプロジェクトは、ひろく老若男女に参加を呼びかける動きを重ね、参加者ははばひろい年齢層にわたっているそうです。すばらしい。
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中学生3名、高校生3名、大学生1名、社会人20代から60代まで6名、部長6歳、計14名が決まっております。6歳から60代まで…って、幅広い世代で、いろんな小夜子とハナコが出てくる鳥取バージョンになる予定です。
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以上、表現部とっとりのハナコ の皆さんからの報告でした。このチラシは、参加者の高校生が作成してくれたそうです。いいなあ。
このチラシはまことに、味わいがあってすばらしいと思うのです。
私たちチーム119が上演したときのチラシのハナコたちは二人ともぼっさぼさの髪の毛でどうなんだかなあ、というさえない女子高生でしたが、今回の鳥取のハナコたちの上演のチラシに登場する女の子たちは、つやつやヘアーではないですか。しかもひとりは腰まで届くような長い髪。
どんな人物造形が、こんどのこの舞台には現れるんでしょうか。それがなによりたのしみ。
そして、何より、私たちが大注目して、そして拍手喝さいを送りたいのは、チラシの一番下の行の記述です。なんと、この企画は、たくさんのおおやけの、公の機関が、公式に、後援をするのです。
どこだ?後援なんてしてくれるおおやけの、公の団体は???
ここだ!
鳥取県、鳥取市、鳥取県教育委員会、鳥取市教育委員会、新日本海新聞社。
すばらしい!もう一回言おう。
この企画は、たくさんのおおやけの機関が、公式に、後援を、あとおしを、してくれる、認定された上演なのです!
福井では教育委員会が影にひなたになってうごいて、排除したこの「明日のハナコ」。福井県庁も県議会での議員の質問に答えて「情報を隠します」と黒塗り文書を堂々と示して、排除するのだ、と開き直った、この「明日のハナコ」。
その一方、鳥取県では、県庁、教育委員会、市役所、教育委員会、そして地元新聞社までが、きちんと、後援を、してくださるのだ。
地元福井では最大地方紙 福井新聞が、県側の、その指示を陰にうけて動いた県高校演劇連盟の説明を無批判にコピペしたような記事を書いていたのです。われわれの説明など文章のはしに小さく小さくしかとり上げてくれなかったのが福井の新聞社なのです。それが、鳥取県の新聞社は、きちんと。後援を。してくれるという。すごい。きちんとしてる。
表現部とっとりのハナコは、市、市教育委員会、県教育委員会、県演劇連盟に後援をお願いしに行く際には、以下のような説明を文章にして、読んでいただいて、その上でお願いしたというのです。そして、その文章を読んだうえで、この四つの公共の団体は「後援する」と機関決定したというのです。県は、県演劇連盟が主催団体に名を連ねると、それをうけて後援をだしてくださったそうです。
その説明はこんな感じです。
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「明日のハナコ」は、2021年に福井県高校演劇祭で福井農林高校演劇部が上演した女子高校生の2人芝居。コロナ禍により無観客で開催され、ケーブルテレビで全学校の作品が放映される計画だった。しかし、本作の劇中に「当時の敦賀市長の差別的な言葉の引用」や「原発に批判的な表現」が県高校演劇連盟と教育委員会より問題視され、同校のみ放映およびDVDの作成禁止、配布台本の回収という一方的な措置がとられた。
これに対して、表現の自由を奪う行為は許されないとして、全国から1万を超える抗議署名が集まり、同作品のドラマリーディングや上演を行う活動が広がっている。
鳥取県においては「表現部とっとりのハナコ」として、昨年秋のとりアートで「明日のハナコ」の台本を読むワークショップと上演会が行われ、演劇公演を求める声があり、県演劇連盟公演として上演に取り組む。
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世界の良識は、どちらにあるのだろうか。鳥取県か、福井県か。
表現の自由を「後援」する立場か、抑圧する立場か。
ここに、たくさんの方々が上演に取り組み、署名してくださり、動いてくださった成果がひとつ、積み重なったことをたからかに確認したいのです。
そして、この企画は「鳥取県演劇連盟」が主催者として名を連ねる、ともにつくる上演だ。表現部とっとりのハナコは、仲間をふやして、鳥取県の演劇人全体を味方にしたのだとも言える、と私は思う。それも、福井県ではこんな目にあっている作品なのだと承知したうえでの「きちんとした決定」だ。ただの上演の製作ではない。表現の自由を、いっしょになって守ろうという連帯する上演を、名を連ねて作ろう、とおっしゃってくれてるのが、演劇連盟の方々、なのだ。
さあ。世界の良識はどっちだ。皆が、今、問われている。
鈴江俊郎
◆2023年8月、表現部とっとりのハナコ、「明日のハナコ」上演をします!
チラシをいただいた。そして、弾んだ声の電話が。この表現部の部長である6歳の女の子が報告してくれた。上演することになったんです、って。
すばらしい!小さな集まりが、しだいに人の輪を広げていることがよくつたわってくる。
追って、この上演に至る経緯など、紹介していきます。まずは、出来立てほやほやのチラシをごらんあれ!
◆表現部鳥取のハナコ、8月上演に至る経緯など。
部長さんは6歳の女の子。その部長さんのお母さんがこの部活動のマネージャーなんだけれど、上演に至る経緯を書いてくださった。紹介しますね。
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2022年6月から始めた『表現部とっとりのハナコ』の活動。
マネージャーのアタシは、この部活動に3つのテーマをもっています。
①共有:「明日のハナコ」をたくさんの人と共有すること
②体験:この台本を通じて 演劇や表現に触れていただくこと
③上演:いっしょにやろうと思ってくださる方と この作品を上演すること
昨年11月に、台本を読むワークショップ(①共有・②体験)をしてから、
(③上演)公演したいなぁ…と、思っておりました。
でも、アタシから参加者の方たちに、公演をしましょう!とは言いませんでした。
多分それは、本当に「やりたい」と思ってもらえないと、できないと思っていたから。
だから「ハナコ、やりましょう」と言ってもらえる日を待っていました、ずっと。
そしてその日が来たんです。「公演をしよう!」と言ってもらえる日が…(感涙)
公演をすると決まったら、あれよあれよと決まっていき…
2023年8月6日(日)鳥取市のとりぎん文化会館小ホールにてリーディング公演を
そして、4月16日(日)に台本を読むワークショップを開催することが決まりました!!
これから始まる鳥取でのワークショップや稽古、そして公演。
楽しみで楽しみで、わくわくが止まりません。
公演をしたい!と思わせてくれた台本「明日のハナコ」に感謝しております。
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さあ。夏はそんなに遠くない。私たちの共通の思いはじわじわと、確実に、ひろがっていく。
3月は三重で間もなく玉村氏も登場する上演がおこなわれる。表現の自由をたからかにもとめていこうではないですか!
(鈴江俊郎)