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伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校演劇部群馬県高等学校総合文化祭演劇専門部大会にて!2025年9月だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

拝啓、伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校演劇部の皆様。

四ツ葉学園中等教育学校演劇部の皆様、メール拝領いたしました。第31回群馬県高等学校総合文化祭演劇専門部大会にて、「明日のハナコ」を上演してくださるということ、本当に嬉しく思います。上演は、
 日時:9月13日(土)・14日(日)のどちらか
 会場:群馬会館ホール(群馬県前橋市大手町2丁目1-1)
 チケット代:無料
と伺いました。
楽しい上演になりますように。

と、これでもう何も付け加えることはないのですが、それではまたなんだか寂しいので、ちょっとだけ付け加えます。また長くなるんじゃないかしら(^^ゞ


一つは、ほんとに嬉しいということです。いやそれはさっき言っただろ。でもさ、このうれしさはやっぱり格別だよ。なんてったって、「明日のハナコ」が高校演劇の、公式の大会で上演されるんだよ。これはたいしたことです。

このサイトをご覧の方はとっくにご存じと思いますが、「明日のハナコ」は福井県では封印されてしまった劇です。脚本は回収され(のちに『ネットで公開されてしまったから』という理由で、その処分はなし崩しに撤回されましたけど)、劇を記録したDVDは、演劇連盟の当時の委員長の先生によって「紛失」されたままです。

なんというか、そこまでして封印したいという、その気持ちがよくわからない。福井の先生方は、いっしょに演劇を作ってきた仲間でした。いっしょに舞台を作ってきた人たちでした。だから、誰よりも、演劇という表現を愛している人たちだと思っていました。だから、そんな先生方が、突如として、一斉に背を向けていく光景は、言葉では表せないくらい、恐ろしいものでした。悲しいものでした。

どうしてなんだろう。
どうしてみんな、そんなふうに、一つの劇を、泥濘にたたき込むようなことができるんだろう。
脳天気な僕でも、人間不信になりかけました(僕の妻はいまでも『あの頃のあなたはだいぶおかしかったわね』と失礼なことを言います)。

そんな僕がどうにか息をしているのは、全国のたくさんの方たちが支援してくださったからです。署名に協力してくださいました。話を聞いてくださいました。「明日のハナコ」を上演してくださいました。それまで縁もゆかりもなかった方たちです。「仲間だ」と思っていた人たちではなく、見ず知らずの方たちです。みなさん、わがことのように悲しんでくださいました。怒ってくださいました。

ああ、間違っていなかった。
そう思いました。
「明日のハナコ」は間違っていなかった。あの劇を作った福井農林高校演劇部の僕たちは間違っていなかった。
それは、本当に、僕たちにとって救いでした。

というわけで、ありがとうございます、四ツ葉学園中等教育学校演劇部の皆様。みなさんが「明日のハナコ」を上演してくださる、そのことが、僕にとってどれほど嬉しいことか。みなさんの光は、僕や農林高校の生徒たちを照らしています。

どうか、みなさんの「明日のハナコ」を、堂々と、造ってください。

23年10月15 秋山ののの.jpg

こんなに乱れちゃいます。

加えてトイピアノ、さまざまな楽器がすぐそこで生演奏してます。素朴な構成。

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